KC-135R
カンサス州マッコウネル空軍基地から来たKC-135R。尾翼は「McCONNEL」と書かれているだけのあっさりしたマーキング。2012年10月に嘉手納には、この航空団の機体が2機きており 盛んにフライトしていた。所属は、第22給油航空団でこの航空団傘下には、3個の給油飛行隊があり大所帯だ。
3個の飛行隊共に第2次大戦時から爆撃中隊として活躍していた有名な部隊で ルーマニアのプロエスチ油田のB-24による爆撃行にも参加している。冷戦時機もB-47を有する爆撃航空団であっただけに、核報復力の要として航空団の規模は大きいまま給油航空団に変更されたため大所帯のままである。第344、349、350の3個給油飛行隊(中隊)の内2022年現在 344th ARSは、新鋭のKC-46Aに更新されている。因みにエンジンをGE/CFM56-2B-1に換装した最初のKC-135Rは、このマッコーネル空軍基地で1982年8月4日3時間10分の初飛行を成功させている。
これはちょっと珍しい来客 オハイオ州空軍(ANG)の121st ARWのKC-135R。第166給油中隊の前身は、カルフォルニア州ハミルトン・フィールドで1942年に創設された第364戦闘機中隊で主にヨーロッパ戦線で戦っている。戦後 第166戦闘機中隊に改名され現在の本拠地オハイオをベースに活動、戦闘機のジェット化に伴い F-84~F-100~A-7Dと戦闘機部隊として活動したが、1993年からKC-135Rを受領して給油飛行隊となっている。
photo by U.S.Net
↑ 2023年7月17日 午前中に横田基地を離陸する22nd ARW/931st ARWのKC-135R/57-1439。この機体も2012~13年頃まで18th WG/909th ARSでZZのレターを付けていたタンカーで、2013年10月には同飛行隊の司令官指定機となっていた。更に遡って1997年当時は、第100空中給油航空団に所属して”Jokers wild"と言う髑髏のノーズアートを付けていた。
↑ 2000年10月にオシアナ基地で撮影した22nd ARWのKC-135R/63-7980。尾翼に黄色いラインに”Keeper of the Plains"と書かれている。マッコ―ネル空軍基地の在るウィチタ州に於いて、大アーカンソー河のほとりに建てられたインディアン(ネイティブアメリカン)の像の事で、平原の番人と名付けられている。この給油部隊は一時この像を部隊のシンボルとしていた。
121st ARW 166th ARS
2012年10月4日午前11時 嘉手納基地を離陸する22d ARWのKC-135R/63-8020
Page-3
Wings
22nd ARW
2023年4月1日 午後 横田基地R/W36で着陸、ランウェイエンドまで滑走してきたAMC第22給油航空団所属のKC-135R/62-3502
この日 朝6時過ぎに離陸したアリゾナ州空軍の3機のKC-135Rと共に離陸した機体で、アリゾナの機体がチャリーポイントで曲がってエプロンに入ったのと対照的にエンドまで転がってくれた。この機体は2014年前後には嘉手納基地の18th WG/909th ARSにいた機体である。
2012年10月4日13:51 嘉手納基地を離陸する22nd ARWのKC-135R/62-3498
HOME
NEXT
click here
↑ 上写真は、年が異なり2014年4月10日に撮影した嘉手納基地を離陸する22nd ARWのKC-135R/62-3564
尾翼チップに赤いライン「OHIO」の文字の両側は、インディアンの斧が書かれている。オハイオ州リッケンバーガー空軍基地を本拠地とする。1990年代前半まで 攻撃機A-7Dを配備された戦闘航空団だった。
2012年10月3日  14:09